平衡感覚を磨く

 ゴルフ・コ-スのプレ-では、様々な傾斜地からボ-ルを打つ(スィングする)ことが求められます。

ゴルフ・コ-スでは、右足下がり、あるいは逆の右足上がりの斜面や、前下がり、あるいは逆の前上がりの斜面からボーを打つ(スィングする)ことが求められます。

更に、山岳コ-スでは当然想定しなければいけない傾斜と斜面の両方がミックスした組み合わせ、例えば前下がりの左足下がり等の難しい、トップボ-ルが出やすい(ボ-ルの弾道コントロ-ルが難しい)地点や、前上がりで左足上がりの、フックボ-ルが出やすい地点からのスィングも想定しなければいけません。

傾斜や斜面を想定しながら、左右の重心配分を調整して素振りの練習をすることは、上達への近道です。

平衡感覚を磨きながら、3/8スィング上達のための実践をまとめてみました。

 実践で求める目標は、あらゆる傾斜地から、3/8ショットがスム-ズにスィングできること ⇒ ⇒⇒ オ―スチン打法の50%達成です。
右腕の動きを体感しやすくするために、スプリット・グリップで(両手の間隔を空けて握る)スィングすることをお勧めします。

実践①スプリット・グリップで、両腕を脱力して、素振りを繰り返します。頑張りどころです。

実践②滑らかにスィングできるようになったら、左足重心(左6割:右4割)、次に右足重心(右6割:左4割)でスィングして、実践感覚を磨いていきます。

実践③ コ-スのラウンドでは、常に傾斜地から打つことになります。重心割合を8対2程度まで試してみましょう。

実践④ 自然にスィングできるようになったら、グリップの間隔を狭め、エクササイズチュ-ブを両腕に装着して(最初の装着は、できるだけ肘の近くに、慣れてきたら胸郭の肩口に近づけていきます)、実践②から③の素振りをくりかえします。

実践⑤ 素振りがスム-ズにできるようになった時点で、エクササイズチュ-ブを装着したままでボ-ルを打ってみましょう。

重要なことは、バックスィングで左肩甲骨を下げ、右肩甲骨を上に、ダゥンスイングへの切り返しでは、右肩甲骨を下げ、左肩甲骨を上へ、肩の上・下動です。
腕の単独の動きではなく、肩甲骨・腕・手首・股関節・膝の一体化した動きに集中します。

更に大事なことは、ダゥンスィングからインパクトに向かう、右脚前に向っての逆トロンボ-ン操作です。
2/8ショットの逆トロンボ-ン操作は、右腕と両手首の上品な、スマ-トな動きでしたが、3/8の逆トロンボ-ン操作は、上半身の捩じり戻しと両脚の動きが加わります。

 3/8ショットの逆トロンボ-ン操作は、身体の右側(膝・股関節・肩甲骨・広背筋)の動きに、重力・反力を加えた、より力強い、逆トロンボ-ン操作です。
水切りの小石投げのように、右脚前を向いている右掌を、身体の右側を縮めた力に重力・反力を加え、前腕と手首のリリ-スで、クラブを抛る、投げるんです。

オースチン法のクラブを抛る、投げる感覚を体感して下さい

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