右・片手素振りの課題は、
1.切り返しの右足踵重心、
2.肩甲骨の下制で右腋を縮める、
3.右足手前に投げる、 です。
順番に説明していきましょう。
1.切り返しの右足踵重心は、重力・反力を使うためです。
右足指先・母指球の重心では、重力・反力は使えません。
尻を後ろへ突き出し、股関節を僅かに緩めて、身体を前後に揺らして重心が移動する(両足母指球⇔踵)のを体感してみましょう。
参考になるのは、タイガ-の切り返しの説明です。
重力・反力を使えるようになると、腕力に頼ることなく、飛距離を伸ばせます。
タイガ-の切り返し
バックスィングからダゥンスイングへの切り返しは、右足踵重心で股関節を緩め、膝関節を緩めます。
重力・反力が使えるようになれば、腕力に頼るスィングから卒業です。
軽くスィングしているように感じますが、飛距離が伸びるのが実感できます。
2.肩甲骨の下制で右腋を縮めます
右肩甲骨は、下制(下に向けて動かす)して右腋を縮め、右肘は下向きに、股関節の近くに(上から下に)下げます。
右腕の動きは、右上半身の動き(縮め)によるものです。
右腕を下げる、右腕でスィングしている、という感覚ではありません。
左手のポジションは、①右腕の上から押さえる、慣れてきたら、②後ろ(背中)にまわして、素振りを繰り返します。
3.右足手前に投げるんです
右肘が股関節の近くに来た時点から、右足手前に向けてボ-ルを投げるように、クラブヘッドを投げ(抛る)、肘と手首を伸ばしていきます。
この右腕の動きは、サイド・スロ-やアンダー・スロ-でボールを投げるイメ-ジと重なります!
ホーガン流・練習スィングを試してみよう
バックスィングのトップ・ポジションから、右肘を股関節近くまで下す操作を2回繰り返し、3回目の切り返しで(ダゥンスィングで)、フィニッシュまでスィングする素振りは、ベン・ホ-ガンが推奨する練習方法です。
ホーガン流は、両手の素振りですが、右片手で(スロ-・テンポで)、試してみましょう。
4.右脚手前にヘッドを抛る・投げるスィング?
これが、オ-スチン打法のインパクトのイメ-ジです。
右腋を縮めてトップ・ポジションから右肘を下げ、股関節に近づいた時点から、右足前にヘッドを投げる(抛る感覚)、
ここで、重要なことは、左脚の壁です。
トップからの切り返しで、左膝は旋回して、アドレスのポジションに戻すタイミングで、骨盤も左へシフトします。
重要なことは、左脚を旋回軸にする時、左足外側エッジに重心を意識して、左の壁(膝)を緩めないことです。
Youtubeオースチン法の冬トレ(第2弾)
{参考}なお、動画の中で使用しているスィング・ライトは、英国企業が開発・製造したのものです。
スィングライトの素振りでは、インパクト・ゾ-ンで「カチッというリリ-ス音」の確認や、アプロ-チやフルショットを想定したスィング速度の調整が可能です。
現在使用しているのは、最初のものと同じ英国製です。
2本目は、2019年、米・アマゾンから取り寄せましたが、僅か半年で破損してしまいました。
米・アマゾンで販売されているスィング・ライトは(同じ名前ですが、別会社のもの?)、品質(材質)が劣化しています。
冬トレの素振りは、普通のクラブで続けることは、根気と大忍耐が必要です。
素振りのバリエーションを増やしたり、互い違いの腕で素振りを繰り返すなどの工夫が必要になります。
ご自分でいろいろ工夫をしながら、根気よく続けられるかどうかが上達の鍵です、続けられれば効果大です。
素振りをお勧めします!